2011年4月11日月曜日

adbを使用してみた(前編) - Using an adb (first part) -

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adb(Android Debug Bridge)は、エミュレータやAndroid端末の状態を管理するためのツールです。このadbのコマンドをいくつか試してみました。

The adb (Android Debug Bridge) is a tool to manage the state of an emulator instance or Android device. We tried typing some adb commands.



adbの構成
adbはクライアント、サーバ、デーモンの3つから構成されます。

クライアント
開発PCです。

サーバ
開発PCのバックグラウンドで走っているプロセスです。クライアントとデーモンを仲介します。

デーモン
エミュレータや端末のことです。

adbクライアントはTCPポート5037を使用してadbサーバと通信を行うようです。エミュレータや端末が使うポートは5555~5585の奇数番号、コンソールが使うポートは5554~5584の偶数番号です。


adbコマンド
adb devices
adbサーバが認識しているデバイスの一覧を表示します。エミュレータを起動した状態でこのコマンドを実行すると、下図のように表示されました。左の"emulator-5554"はシリアル番号、右の"device"は状態を表しています。状態は"device"(adbサーバに接続された状態)の他に"offline"(adbサーバに接続されていない状態)があります。

adb kill-server
adbサーバを停止します。このコマンドを実行した後にadb devicesを実行すると、デーモンが動いていないことが確認できます。そして、adbサーバが起動していないときにadb devicesを実行すると、どうやらadbサーバを起動してくれるようです。

adb start-server
adbサーバを起動します。

adb version
adbのバージョンを表示します。

adb help
adbコマンドの一覧を見ることができます。


adbを使用してみた(後編)ではデバイス操作に関わるコマンドをまとめます.

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