adb(Android Debug Bridge)は、エミュレータやAndroid端末の状態を管理するためのツールです。このadbのコマンドをいくつか試してみました。
The adb (Android Debug Bridge) is a tool to manage the state of an emulator instance or Android device. We tried typing some adb commands.
adbの構成
adbはクライアント、サーバ、デーモンの3つから構成されます。
クライアント
開発PCです。
サーバ
開発PCのバックグラウンドで走っているプロセスです。クライアントとデーモンを仲介します。
デーモン
エミュレータや端末のことです。
adbクライアントはTCPポート5037を使用してadbサーバと通信を行うようです。エミュレータや端末が使うポートは5555~5585の奇数番号、コンソールが使うポートは5554~5584の偶数番号です。
adbコマンド
adb devices
adbサーバが認識しているデバイスの一覧を表示します。エミュレータを起動した状態でこのコマンドを実行すると、下図のように表示されました。左の"emulator-5554"はシリアル番号、右の"device"は状態を表しています。状態は"device"(adbサーバに接続された状態)の他に"offline"(adbサーバに接続されていない状態)があります。
adb kill-server
adbサーバを停止します。このコマンドを実行した後にadb devicesを実行すると、デーモンが動いていないことが確認できます。そして、adbサーバが起動していないときにadb devicesを実行すると、どうやらadbサーバを起動してくれるようです。
adb start-server
adbサーバを起動します。
adb version
adbのバージョンを表示します。
adb help
adbコマンドの一覧を見ることができます。
adbを使用してみた(後編)ではデバイス操作に関わるコマンドをまとめます.
0 件のコメント:
コメントを投稿